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向こう水博士

向こう水博士は、世の中のあらゆるテーマに対し率直に素直で真摯な意見を考える、いわば人生を好転させる福の神のような存在です。宜しくお願いします。

中総体 minutes単位の桜木花道

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中学校時代、私はバスケ部に所属していた。私たちの部活は先輩からの風当たりも強く、先生のコーチングも厳しかった。そういうこともあって、最初いた30人近くの部員も何人もの部員が辞めていく中、私たちの学年7・8人は残った。私には、あまりバスケットの技術が身につかなかった。

 

 

何故そうだったかというと、部活がキツかったせいもあり、よくサボっていたからである。しかし、足だけは早く、バスケ部は元より陸上部と対等に走り得る脚力を持っていた。

 

技術がない分走って走って、相手のミスを誘い、こぼれ玉を広い、シュートに繋げる展開だ。あっという間の3年間の汗にまみれた部活活動が過ぎ、中総体が近づいてきた。我々は、思い思いのポイントを強化し、試合に挑む。

 

 

 

あたるチームは全部で二つ、漁師町の魚中と選抜的な中学、上中である。魚中の試合は選抜メンバーで行われたので、ずっとベンチを温めていた。

 

次に、上中試合、後半になりコーチが私にアップをさせ始めた。点数は一桁が少し負けている程度だ。コートの中に入る。すると、攻めていた味方がいきなりボールを取られ、味方コートには自分だけ、ボールを持った敵が攻めてきた。

 

しかし、この早い動きの中で相手のつくドリブルのタイミングが良く見える。タンタンタンこれは意外にタイミングさえ合えばスティールできるかもしれない。スティールは自分の得意技だ。タイミングを計り抜き際にサッとスティール成功。

 

 

今度は、自分たちの速攻の番に変わった。観衆がどよめきキャーキャー言っている。私は、スリーポイントラインの所までダッーとドライブして行って、キュッっと止まり一度フェイクを入れて1人敵を交わし、スリーポイントシュートを放った。ボールは弧を描き、ゴールの角にあたり惜しくも外れた。「ああっ!」と観衆

 

すると、また相手側の反撃が始まる。ゾーンディフェンスだ。ゾーンを組んで、敵に備える。大柄な相手チームのセンターが端にボールを回そうとしていた。相手は大柄な選手が多く、リアクションが大きい、カットに入る。

 

 

ナイスカット成功観衆のまたもやキャーキャーという声その声をせに先ほどと同じコースで同じ攻撃を仕掛けるスリーポイントラインに立ち、ワンフェイク入れて敵を交わしてという時に、うちのキャプテンがゴールしたまで来て手を挙げているのが見えた。パスをだす。しかし決まらない、キャプテンも長い試合で疲れている。

 

 

私は、ここで下げられ中総体は終了したのだが、控え室に戻ると、「さっきの選手は高校に行ってもバスケするのか?」とか「何て名前だ」なんてminutes単位の桜木花道は有名な一発屋に成り上がっていた。

 

私は、満面の笑顔で中総体を迎えられ楽しい思い出として誇らしく思っている。バスケ初心者の私があそこまで観衆を沸かすことができた、脚光を浴びた瞬間の感じを忘れることはできない。楽しい3年間のバスケ生活として残った記憶である。