令和元年、春の門。
令和元年の春、私は長い間勤務し晴れてプロのデザイナーとなった事務所を辞めた。
理由は、色々、様々あったが主には独立へと向けての一歩を踏み出したかったからだ。
しかし、実は情けない話しではあるが独立したいと言った私に社長から辞める前より厳しいお言葉を貰っていた為、私は、独立での成功などは難しいのだろうななど半分以上諦めていた。
それから、もう少しで1ヶ月が経とうとしている。私は、デザイン事務所を辞める際に私が営業して取ったクライアント様全員と営業した2件の案件を持ち帰っていた。
なかなか、意思疎通に苦労するクライアント様もいらっしゃるのはいらっしゃるのだが、この広い日本の世の中で色々な考えや状況が存在して成り立つのだから仕方はない。
無事、今では私自身の2件の案件も仕上がりそうで、協力を貰えそうなクライアント様、私を助けてくれる笑顔の冴えるカメラマンに敏腕WEB担当も私に付いてくれた。
最初は、出来るかどうか不安に思ったことが
どんどん着実に形となって現実になっていく。
信じられないが、デザインと同じである。
社長は、厳しい!無理だと!!私に言って引き止めたが、私は私のインスピレーションと支えてくれる人を信じ前へと進んだことによって今の私の道が開かれつつある。
私は、私の息子から学んだ。
彼がまだサッカーを学んだ頃からサッカー選手になると言い続けてきた夢を、彼は少年の輝く瞳に捉えつつ、この前のサッカーチーム主催のJリーグ観戦ツアーに参加し、Jリーグ観戦をして点を決めた応援チームの選手の活躍を見て涙を流し。
そして、その後、私に言った「俺はJリーガーになる!」「なれるか?」と聞くと「なれる!!」と
デザインの世界では、想像した現実に出来ることはデザイン出来る。
私は、息子にまた教えられた。
クリエイトする大切さをデザインしていくセンスの大事さを。忘れていた大事な何かを…