離れて暮らす長女から劇への招待状
先日、夜の8時半頃、理由があって預けている一番上の娘から電話がかかってきた。内容はというと、2日後の土曜日に学校で学習発表会があるから来て欲しいという内容だった。
私は、娘のおぼつかない説明だけでは、内容が掴めなかったので、引率している先生に「一応土曜日は仕事が入っているから、行けるかどうかは分からないですが、行くなら駐車場や時間はどうしたらいいですか?」と聞いた。
すると、また明日の同じくらいの時間になったら、電話しますということで一旦話は切れた。
次の日の同じ時間頃、電話はかかってこない。20分が過ぎた、まだかかってこない。
40分が過ぎた、それでもかかってこない。気づくと、もう夜の9時50分近くになっている。
こちらから、かけてみようかと婚約者と話し電話してみると「担当の者が体調を壊して今日休みで、今かけるとこでした」という返答。しらじらしいななどと思いながら、話を聞くと駐車場はないらしく、「車を停めるなら娘さんの出番は10時からですが、早くに来ないとなくなるかもしれませんよ」と言う。
発表会、前々日に急に電話かけてきて、2回目の連絡はきちんとせずに駐車場も自分で探さないといけないときてる。少しこんな状況に腹が立った。しかし、長女が悪いわけでもないし、長女が頼んできてるのだから無下に断るわけにもいかない。
自分も会社潰して、離婚して、離れて暮らす娘息子がいます。暫く会えなかった娘息子に何とか逢えるようになっている自分にとって、娘さんの父親への思いが痛いほど伝わってくる気がします。これから、幸せになれば良いよね。
— shinji 1965 (@rikkyoboy1965) 2016年11月20日
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気を取り直して、次の日、発表会のある小学校に向けて車を走らせる。駐車場を使ってもいいと言われていたが、ちょっと癪なので、そのまま小学校に一か八か尋ねてみた。
すると、以前も運動会に来た時、停めた場所に皆んな譲り合って上手く停めてある。そこに、並べて駐車して発表会を開催している体育館へと向かった。
体育館では子供達の作品展示もしており、長女の力作も並べられていた。不器用ではあったが難しい作業に取り組んで、一生懸命なさまが見て取れた。
舞台を観てみると、高学年による合奏が行なわれている。さすが、高学年にもなると合奏もかなりの腕前になるものだと関心させられた。
娘を探してみるが、なかなか見当たらない。取り敢えず、椅子に座り、カメラを構えた時、娘の姿を捕まえた。
手を振ると気づかずに時は過ぎたが、全校合唱の時に長女は気づきハニカミながらも手を振りかえしてきた。長女は歌を歌うのが好きだ。大きく口を開けて揺れながら歌を楽しそうに歌っている。
その後、長女達の劇の出番になった。長女は劇のナレーターを買ってでたらしく、何人かのナレーターと共に出てくる。しかし、いかんせん恥ずかしがり屋なので声が小さいのと会場が応援に来た保護者でざわついているためなかなか聞こえない。
ある程度のモノを動画に収め、私は片道1時間の距離をまた仕事へと向かった。
途中、休み時間の間に長女とは話す時間もあったのだが、長女は何を考えたのか、先生達には「パパが来てるよ、パパが来たよ」と言ってるのに、私の前ではほとんど話さなかったのだ。
離れて暮らす小学生の娘からもらった手紙。
— かわん@双極性障害&社交不安障害 (@kawan_clb) 2016年8月29日
短いけど心に染みる手紙。子供がいて良かった。 pic.twitter.com/IskljDKJ48
少し、不燃気味の私は仕事をしながら、その日を振り返った。まあ、そんなこともあるのが離れて暮らす長女を持つ私なのである…